〜病院の徒然日記〜



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ねこ まっしぐら

Author:ねこ まっしぐら
~スタッフ紹介~
:犬世話係。なめられてます。噛まれます。踏まれます。。

:ちゃぼ 12歳(猫♂)
  年老いてますます元気。いつもソニアに狩られています。

:ソニア 9歳(♀) 
  クリームのサルーキーです。縁があって我が家に来ました。  完全無欠な女王様・・

:うるは 7ヶ月(♂)
  グリズルのサルーキーです。
  先代クレハの弟分として、今後供血犬として頑張ります!



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椎間板ヘルニア
こんにちわ。

先日、突然両方の後ろ足が全く動かなくなってしまったMダックスさんが当院へ来院されました。

9才の男の子・ジャンプちゃん
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神経の検査をしてみると、両後肢共に完全に麻痺している状態・・・
(神経学的検査では深部痛覚の消失、、神経評価において最も悪いGrade5の状態です)

内科的治療では改善の見込みが非常に乏しいということを説明し、飼い主様と相談の上で早急に椎間板ヘルニアの手術を実施しました。

今日で術後4日目、、

術前は足先をつねっても痛みさえ感じていない状態だったジャンプちゃん・・
今日の時点では両後肢とも痛覚は改善、元気に尻尾も振れるようになりました(^_^)
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まだ立ち上がったり自力で歩くことは出来ない状態ですが、術後の反応がとても良いので毎日きちんとリファビリを行えば前と同じように歩くことが出来るようになるかもしれません♪


さて、椎間板ヘルニアとは・・
よく耳にする病気かと思いますが、意外ときちんとご存じない方も多いのでは?

○椎間板ヘルニアとは
 (色々と病型はありますが、小型犬に多く発生するハンセンⅠ型について・・)

 椎間板の老化(犬種特異性・老化現象)によって椎間板内部の髄核が石灰化・柔軟性を失い脊椎内に
 突き出して脊髄を圧迫、痛みや麻痺等の症状を起こす疾患です。
 *おまんじゅうを想像して下さい・・
  椎間板は皮とあんこで構成されており、髄核があんこの部分となります。
  硬くぱさぱさになることにより、ちょっとした衝撃で皮が破れあんこが外に飛び出てしまった
  状態が椎間板ヘルニア(ハンセンⅠ型)という訳です。
  ・・何となく分かりますか??
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○軟骨異栄養性犬種とは
 生まれつき軟骨異栄養症の素因(遺伝子)を持っている犬種のことです。
 軟骨異栄養性の犬種は
骨の成長期(生後6ヶ月~2歳)の段階から椎間板の変性が
 始まり
若年齢期(2~7歳)に椎間板ヘルニアの発症の
 ピークを迎えます。

 (つまり・・加齢により軟骨が変性するのではなく、犬種特異的に若いうちから自然に変性が起こり
  始めてしまうということですね。この進行は止めることは出来ないのです)

 〈軟骨異栄養犬種の代表〉
・Mダックスフンド ・Wコーギー
 ・Fブルドック ・トイ・プードル ・シーズー
 ・パピヨン ・チワワ ・ヨークシャ・テリア
 ・ビーグル ・ペキニーズ ・ラサアプソ ・コッカー・スパニエル
 ・パグ ・バセット・ハウンド ・ポメラニアン
 ・キャバリア ・ジャック・ラッセル・テリアなどの小型犬


 発症を防止することは難しいですが、背骨に負担を掛けない生活をいかに送るかが大切です!

ちなみに、症状の程度や発症からの時間経過により内科的な治療が適応かor手術が必要かが判断されます。

・歩き方がよろよろしている
・首や腰のあたりを触ると嫌がる・痛がる様子がある
・排便・排尿がうまく出来ない

上記のような症状を認めたら、早めに病院を受診し出来るだけ早急に治療を開始しましょう!
手遅れになると、一生寝たきりの生活になってしまうかもしれません・・


ジャンプちゃん!また元気に歩けるようになるためにリファビリ頑張っていこうね(^-^)
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