〜病院の徒然日記〜



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ねこ まっしぐら

Author:ねこ まっしぐら
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:犬世話係。なめられてます。噛まれます。踏まれます。。

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  年老いてますます元気。いつもソニアに狩られています。

:ソニア 9歳(♀) 
  クリームのサルーキーです。縁があって我が家に来ました。  完全無欠な女王様・・

:うるは 7ヶ月(♂)
  グリズルのサルーキーです。
  先代クレハの弟分として、今後供血犬として頑張ります!



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眼が痛そうです・・
こんにちわ。
昨日の雪は本当にすごかったですね・・久々の雪かきに腰が痛くなってしまいました。。



さて、先日来院されたヨークシャーテリアのショコラちゃん
とっても小さい可愛らしい男の子(^_^)


数日前から眼が痛そうにシパシパさせる様子が続いているとのこと。。
光を当てて角膜の状態を確認してみると、角膜が層状に剥がれていました。


かなり痛そうな様子です・・
new_IMG_0729.jpg


症状から、難治性角膜潰瘍という病気の可能性が高いと考えられたため、
治療も含め、角膜上皮の接着性を確認するために綿棒で角膜表面を掻爬処置(擦って剥がれるかどうか確認)をしてみました。



やはり、簡単に角膜の表面が剥がれました。。ん〜痛そうです・・
new_IMG_0726.jpg




続けて、再生した上皮がきちんと下の層に癒着するため、針を用いて掻爬した後の角膜に細かい傷をつけます。
いわゆる、格子状角膜切開という処置を行いました。



処置後の写真
痛々しい姿ですが、これで再生した角膜上皮がきちんと接着することが出来るのです!


new_IMG_0732.jpg



この後は点眼治療を行いながら経過観察です。
通常であれば、角膜の上皮化は早いため、数日以内に症状は改善されるはずです(^_^)


この難治性潰瘍という眼の疾患、聞き慣れない病名ですが実際たまに遭遇する病気です。

何回も眼の角膜潰瘍を繰り返しているワンちゃん、実はこの病気が見逃されている可能性もあるかもしれないですね。





〜難治性潰瘍とは〜

原因:角膜上皮の退行性変化や接着不全などが原因とされている。全ての犬種に発生する可能性があり、また両側性に発症する場合もある。

症状:角膜潰瘍と同じ、羞明(眼をしょぼしょぼする)、流涙などの症状が認められる。治療により改善するが再び繰り返す。

治療:基本的には外科処置が適応となる。接着の緩い角膜上皮を取り除き、角膜実質を点状に傷をつける「点状角膜切開術」や格子状に傷をつける「格子状角膜切開術」などを実施する。また改善が乏しい場合、角膜切除などの処置が必要になる場合もある。

予後:発見が早く、適切な処置を行えば早い改善が望めます。しかしこの治療に至るまでの経過が長かったり、その他に病気を持っている子は治るまでの日数が長くなったり、その他の治療を行わなくてはいけない場合もあります。再発も多いのですが、一度この病気を経験された飼い主さんは次回再発したときにすぐに来院されるので治療時間も短くて済みます。


角膜は何層にもなっており、ミルフィーユの様に勝手に途中の層から剥がれてしまう状態・・なんとなくイメージ出来ますか??
  くっつけようとしてもすぐに剥がれてしまうため、表面を綺麗にして傷をつけて剥がれにくくする処置をした感じです(^_^)



もし、同じような症状を繰り返しているワンちゃんがいましたら、気軽にご相談下さい!
この病気はなかなか難しい疾患ですが、きちんと治療を行えば治ることも多い疾患です(^_^)

ショコラさん、、早く治ると良いな。。
心配すぎてお母さんの方が倒れてしまいそうデス(;_;)
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